グッバイエレジー 主演:大杉漣

グッバイエレジー 主演:大杉漣

残りの人生を、どう生きるか-「郷里」への想いと親友への「哀歌」を重ね合わせて描くかつてない感動作

大杉漣 石野真子 藤吉久美子 吉田栄作 中村有志 仁科亜季子 大和田獏 森田順平 森永悠希 遠藤健慎 飛葉大樹 佐々木すみ江 監督・脚本 三村順一

3月25日(土)より、
有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー

Introductionイントロダクション

残りの人生をどう生きるか──
昭和から現代、「郷里」への想いと親友への「哀歌」を重ねあわせて描く感動の物語が、今、幕を開ける──

夢を追いかけ、一度は捨てた故郷。
友の死をきっかけに、数十年ぶりに戻ってきた60歳を過ぎた映画監督の男は、不器用にも熱く駆け抜けた友の人生を懐かしい街並みを歩きながらたどる。
それは、郷里と家族への愛、そして、果てぬ映画への想いに気づかせてくれる大切な時間だった。
「映画の中でもう一度会いたい」
男は再起をかけて、友を主人公とした映画の脚本を書き始める──。
小倉、門司港など昭和レトロな街並みが魅力で〝映画の街〟として有名な北九州市を舞台に、誰しもが心に描く「故郷」を思い起こさせ、人生半ばを過ぎてもなお「生き直す」勇気を与えてくれる──切なくも優しい郷愁を誘う、かつてない感動作が誕生した。

大杉漣、石野真子、藤吉久美子、吉田栄作などベテラン俳優が織りなす
映画愛に満ちた、北九州版〝ニュー・シネマ・パラダイス〟

主演の大杉漣は、数十年ぶりに故郷に帰ってくる映画監督の男・晄役で、実年齢に近い60歳を過ぎた男の渋みと色香が漂う魅力ある役柄で円熟の輝きを放つ。晄の中学時代の同級生でいまは亡き親友・道臣役に吉田栄作。道臣の妻・和代役に石野真子。小倉の映画館館主として奮闘し、晄にほのかな恋心を抱く淳子役に藤吉久美子。他に、道臣の面倒をみる漁師の虎さん役に中村有志、行きつけのBARの女将役に仁科亜季子、晄の高校時代の親友・高木役に大和田獏、やまだホームのオーナー役に森田順平、道臣の息子・圭一郎役に森永悠希、晄の母親役に佐々木すみ江、など豪華俳優陣が脇を固める。出演者のうち、中村有志は北九州市小倉出身、藤吉久美子と森田順平は福岡県出身でゆかりのある俳優陣が揃った。
本作のテーマ〝故郷〟の舞台となるのは福岡県北九州市。これまでに約200作品以上の撮影が行われ、「映画の街」として力を入れている。本作は北九州市でオールロケを敢行し、映画館〈小倉昭和館〉のほか、昔ながらの商店が軒を連ねる栄町銀天街、緑深い山間に佇む石造りのめがね橋、明治時代のクラシックな木造建築で重要文化財にも指定されている門司港駅など、日本人の故郷をたどるかのような懐かしい光景がふんだんに登場する。〈小倉昭和館〉は、映画少年であった主人公と親友が通いつめて将来を語りあい、憧れの銀幕スター・赤木圭一郎の主演作『霧笛が俺を呼んでいる』の貴重な本編映像が登場するなど、映画愛に満ちた本作にふさわしいシーンの舞台となる。
また、本編には、過去に石原裕次郎や高倉健を主演に何度も映画化された北九州市出身の作家・火野葦平の『花と龍』へのオマージュが随所に垣間見られ、実際に『花と龍』の映画化最新版を準備中である地元出身の三村監督の半自伝的なエピソードが盛り込まれている。

Castキャスト

  • 大杉漣

    大杉漣おおすぎ・れん

    映画監督・深山晄(みやまあきら)役

    1951年9月27日生まれ、徳島県出身。1974~1988年まで太田省吾率いる転形劇場に所属。1978年に映画デビュー後、『ソナチネ』(93・北野武監督)で注目を受け、『ポストマンブルース』(98・SABU監督)でおおさか映画祭助演男優賞、『犬、走るDOG RACE』(98・崔洋一監督)、『HANA─BI』(99・北野武監督)等の演技でキネマ旬報、ブルーリボン賞、日本アカデミー賞など数々の助演男優賞を受賞。近年の主な出演作は、『エクステ』(07・園子温監督)、『ネコナデ』(08・大森美香監督)、『一枚のハガキ』(10・新藤兼人監督)、『蜜のあはれ』(16・石井岳龍監督)、『シン・ゴジラ』(16・庵野秀明監督)等300本を超える。全国各地の裏の名所を歩く旅バラエティ「大杉漣の漣ぽっ」(BSフジ)が放送中。2017年は1月放送ドラマ「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」(TX)、「嘘の戦争」(KTV)に出演。

  • 石野真子

    石野真子いしの・まこ

    道臣の妻 井川和代(かずよ)役

    1月31日生まれ、兵庫県出身。日本テレビ「スター誕生!」に合格し、1978年、「狼なんか怖くない」で歌手デビュー。その年の日本歌謡大賞・放送音楽新人賞、日本レコード大賞・新人賞、ゴールデンアロー賞・新人賞など、各音楽祭の新人賞を総なめにする。その後、多くのヒット曲をリリース。現在も歌手として毎年ライブを行っており、2010年と2013年には全国ツアーも開催した。1983年より女優としての活動の場を広げ、多方面で活躍を続けている。近年の主な出演作は、TVドラマ「花より男子」(05・ TBS)、「お迎えデス。」(16・NTV)、「突然ですが、明日結婚します」(17・ CX)、映画『にがくてあまい』(16・草野翔吾監督)や、舞台「ロミオ&ジュリエット」(12)、「ナイスガイinニューヨーク」(16)など。

  • 藤吉久美子

    藤吉久美子ふじよし・くみこ

    〈小倉昭和館〉の館主・山口淳子役

    1961年8月5日生まれ、福岡県久留米市出身。大阪芸術大学舞台芸術学科在学中の1982年、NHK連続テレビ小説「よーいドン」で女優デビュー、ヒロイン役を演じてテレビ大賞新人賞を受賞。その後、数々のTVドラマや映画、舞台、CMなどに出演。近年の主な出演作は、映画『津軽百年食堂』(11・大森一樹監督)、『あいまいな夢の国』(11・高嶋義明監督)、『サムライ・ロック』(15・中島良監督)、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(14)、TVドラマ「すべてがFになる」(14・CX)、土曜ワイド劇場「温泉㊙大作戦15」(15・EX)、「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(15・ CX)、NHK連続テレビ小説「まれ」(15)など。2015年より、歌手としてライブ活動も行っている。

  • 吉田栄作

    吉田栄作よしだ・えいさく

    晄の親友・井川道臣(みちおみ)役

    1969年1月3日生まれ、神奈川県出身。東映映画『ガラスの中の少女』(88)で映画デビュー後、TVドラマ「もう誰も愛さない」(91・CX)で話題に。音楽活動は、「心の旅」、ユニットNOA「今を抱きしめて」などシングル17 枚、アルバム8枚をリリース。近年の主な出演作は、音楽劇「三文オペラ」(07・白井晃演出)、主演舞台「オットーと呼ばれた日本人」(08・鵜山仁演出)、映画『亡国のイージス』(05・阪本順治監督)、『真夏のオリオン』(07・篠原哲雄監督)、『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(12・成島出監督)、『春を背負って』(14・木村大作監督)、『柘榴坂の仇討』(14・若松節朗監督)、『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』(16・和泉聖治監督)など。2017年は舞台「私はだれでしょう」(3月)、映画『花戦さ』(6月)の公開が控えている。

  • 中村有志

    中村有志なかむら・ゆうじ

    道臣の面倒をみる漁師の虎さん役

    1956年7月8日生まれ、福岡県北九州市(小倉)出身。1975年に劇団「テアトル・エコー」入団。1977年、ロルフ・シャレと出会いパントマイムの道を志して1987年にパリへ単身渡航し修業に励んだ。その後、1985年に「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」に参加し活躍。以後、タレント・俳優として活躍し、TV番組の司会・リポーターや映画、ドラマ、舞台など幅広く活動。人気番組「TVチャンピオン」では20年以上にわたってMCを務めた。

  • 仁科亜季子

    仁科亜季子にしな・あきこ

    道臣の行きつけのBARの女将

    1953年4月3日生まれ、東京都出身。1972年にNHKドラマ「白鳥の歌なんか聞えない」でデビュー。その後、NHK大河ドラマやTBS木下恵介「人間の歌シリーズ」などで、清純派女優として活躍。1979年から芸能活動休止を経て、1999年春に復帰、2000年本格的に女優業を再開。近年では、自身の経験を元に、がん治療に関する講演を行うなど、幅広い活動を行っている。

  • 大和田獏

    大和田獏おおわだ・ばく

    晄の高校時代の親友・高木役

    1950年10月13日生まれ、福井県出身。1973年にTVドラマ「こんまい女」(CX)でデビュー。以降、映画やドラマなどで、数多くの作品に出演。近年の主な出演作は、ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」(98〜11・TBS)、NHK大河ドラマ「おんな太閤記」(81)、舞台「くちづけ」(15)、「萩咲く頃に」(17)など。1998年より11年にわたり昼の情報番組「ワイド!スクランブル」の司会として活躍するなど幅広く活躍中。

  • 森田順平

    森田順平もりた・じゅんぺい

    やまだホームのオーナー役

    1954年8月1日生まれ、福岡県北九州市出身。TBSドラマ「3年B組金八先生」の乾先生役で好評を博す。以後、俳優・声優として活躍中。近年の主な出演作は、ドラマ「半沢直樹」(13・TBS)、アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」(ハイドム・ギムレー・古代剛役)、「クレヨンしんちゃん」(園長先生[高倉文太]役)など。ハリウッド映画ではヒュー・グラントやコリン・ファースの吹き替えを担当している。

  • 森永悠希

    森永悠希もりなが・ゆうき

    道臣の息子・圭一郎役

    1996年6月29日生まれ、大阪府出身。子役として『しゃべれども しゃべれども』(07・平山秀幸監督)などで注目される。近年の主な出演作にNHK「花燃ゆ」(15)、テレビ東京「潜入捜査アイドル 刑事ダンス」(16)、NHK「べっぴんさん」(17)、映画『プリンセス トヨトミ』(11・鈴木雅之監督)、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(13・小泉徳宏監督)、『ちはやふる』二部作(16・小泉徳宏監督)など。

  • 遠藤健慎

    遠藤健慎えんどう・けんしん

    道臣の中学時代

    2000年11月24日生まれ、静岡県出身。2010年に役者デビュー。主な出演作は、映画『スノーフレーク』(11・谷口正晃監督)、『ホットロード』(14・三木孝浩監督)、NHK BSプレミアム「ひとつ星の恋~天才漫才師 横山やすしと妻~」(14)、主演映画『がらくた』(16・名倉良祐監督)など。他に、CMに出演するなど多方面で活躍中。

  • 飛葉大樹

    飛葉大樹ひば・だいき

    晄の中学時代

    1998年2月23日生まれ、福岡県出身。2016年には、TVドラマ「受験のシンデレラ」(NHK BSプレミアム)、「時をかける少女」(NTV)、「THE LAST COP」(NTV)、イベント「関西コレクション2016」、舞台「露出狂」(中屋敷法仁演出)などに出演。若手俳優として今後いっそうの活躍が期待される。

  • 佐々木すみ江

    佐々木すみ江ささき・すみえ

    晄の母親役

    1928年6月22日生まれ、東京都出身。1951年、劇団民芸「その妹」(武者小路実篤作)で、初舞台を踏み、数多くの舞台に出演。舞台引退後はTV、映画中心に活躍。近年の主な主演作は、NHK大河ドラマ「篤姫」(08)、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」(10)、映画『ペコロスの母に会いに行く』(13・森崎東監督)、『土竜の唄潜入捜査官REUJI』(14.三池崇史監督)、『相棒 劇場版Ⅳ』(17・橋本一監督)など。

Storyものがたり

一度は故郷を捨てた男・深山晄は、中学時代の同級生・道臣の死をきっかけに、数十年ぶりに北九州に帰ってくる。晄の胸には様々な故郷の記憶と、道臣との懐かしい日々が蘇る。
紫川で泳ぎ、釣りをした。喧嘩に明け暮れ、大好きな映画館〈小倉昭和館〉に通い、銀幕スター・赤木圭一郎に憧れて将来を語りあった。晄が映画監督を目指し、東京の学校に進学する折に交わした道臣との誓いの言葉など……。
晄は久しぶりに〈昭和館〉に、後輩の淳子を訪ねる。二人は道臣の思い出話と、北九州の街の未来について語りあい、時を忘れる。また、晄は、故郷に置き去りにしてきた年老いた母が一人暮らす実家に向かう。突然帰ってきた息子を温かく迎え入れる母。互いに抱いていたわだかまりは消え、二人は親子の会話を久しぶりに楽しむ。


道臣は晄と別れた後、訳も分からず鉄砲玉としてヤクザを刺してしまった。自首したものの、少年院帰りのレッテルを張られた道臣は、門司港の漁師の所へ転がり込む。漁師の虎さんは、道臣の過去を問題にもせず、受け入れた。行きつけの食堂の娘・和代は道臣に好意を寄せていた。
道臣と和代は互いに意識し合うようになる。だが、ある日、和代の父が突然病に倒れ、道臣は憔悴しきった和代に、真顔で結婚を申し込む。和代との間に息子を得る道臣。味わったことのない、幸せな日々。新しい家族との第一歩が始まる。道臣は、自分の過去を振り返り、若者が一人でも道を間違わないで欲しいという思いから「夜回り先生」を始める。そして、不幸は起こった。


義理と人情に厚く、昭和から現代を不器用にも熱く駆け抜けた道臣の生き様を、和代や虎さんから聞いた晄は、「映画でもう一度、道臣と会いたい」という思いで、道臣を主人公に脚本を書き始める。〈昭和館〉の館主になり、「映画の灯」を守ろうと頑張っている淳子は、そんな晄に惹かれるのだった……。

Crewクルー

三村順一

三村順一みむら・じゅんいち

監督・脚本

1948年10月13日生まれ、福岡県北九州市(小倉)出身。早稲田大学を中退し、蔵原惟繕に師事。1978年、映画『キタキツネ物語』でナレーション台本、作詞、チーフ助監督を務める。1980年、『象物語』で原作・脚本を手掛ける。以後、日本テレビ「火曜サスペンス劇場」「知られざる世界」「驚異の世界」ほか多数のTVドラマ、ドキュメンタリーで監督、プロデュースを手掛ける。1990年、映画『ストロベリーロード』をプロデュースし、同年、米国法人シャワープロダクションズ設立。配給会社トライビジョン・エンターテインメントを設立する。90年代は米国映画製作を中心に活動し、2003年に帰国。映画『歌舞伎町案内人』(04・張加貝監督)、『Deep Love アユの物語』(04・YOSHI監督)、『不良少年の夢』(05・花堂純次監督)、『ハルウララ』(05・森川時久監督)、『あなたを忘れない』(06・花堂純次監督)をプロデュース。近年の監督作に『僕たちのプレイボール』(10)、『カルテット!』(11)、『キタキツネ物語 35周年リニューアル版』(13)など。『花と龍』最新版は、『グッバイエレジー』を地元で作り上げた仲間たちと共に、現在、製作準備中で、2017年の秋に、オール北九州ロケでクランクイン予定。

三村監督からのメッセージ

いつかは「映画」にしてやろうと言う親友がいました。もう50年近く会ってなく、生きているのかどうかも分からない。昭和30年代の、北九州小倉の風景とその男の寡黙な表情が、長い間、僕の心の拠り所でした。70年近く生きて来て、息詰まったり、めげた時は、気が付くとその男の無言の笑みを思い出していました。
人は誰でも、「人生のエレジー」を抱きかかえて生きているんじゃないかと、この歳になって思うようになりました。今なら書けるかも知れない。僕は数十年ぶりに小倉に帰りました。大都会でもない、田舎町でもない小倉は殆ど、懐かしさで僕を受け入れました。「あいつと会いたいな……」「そうだ、映画で会えば良いじゃないか!」。脚本を書く、きっかけでした。
少年時代、ヤクザを刺し鑑別所に入り、出て来てからは陸で生きて行くのは難しいと行方をくらませたあいつ。昔の仲間に取材を開始しました。
ヤクザのスカウトを逃れて、名古屋に行ったとか、甲板員になってマグロ船に乗ってるとか、様々な話を聞きました。実在の男なので、ドキュメンタリーには勝てないなと思いつつ、フィクションをでっち上げる。とは言え、全くの作り話には当然出来ず、僕の中に存在し続けている「あいつ」を書きました。
映画を撮れなくなった「映画監督」が脚本を書き進めるのと同時進行で、「あいつ」の話が進行すると言う脚本の構成にしました。
或る日の事。映画に協力するよと言う小倉の人達と呑んでいる席で主人公の「あいつ」の話をしたんです。すると、その場にいたある人が「その人、僕の叔父です!」。
かくして、僕は「あいつ」と再会したんです。お互い、生きていた事を、心底、喜びあいながら。


山本厚生

山本厚生やまもと・あつお

エグゼクティブプロデューサー

1941年生まれ、福岡県出身。福岡県立小倉西高等学校を卒業後、千葉工業大学へ進学。大学では、金属工業科を専攻し、卒業後、株式会社富士工業所(現・フジコー)に入社。1971年に取締役業務部長就任後、常務取締役管理部、技術開発部部長、専務取締役山陽工場長など歴任し、1981年に同社代表取締役社長に就任。その後も業務の拡張を精力的に取り組む。2011年11月には、平成23年度日本発明協会・奨励功労賞、並びに同年度日本弁理士協会・会長奨励賞を受賞。2014年4月には、公益財団法人経営者顕彰財団より経営者賞を受賞する。2016年6月、株式会社フジコー代表取締役会長に就任、現在に至る。
小倉西高等学校の同窓会にて、後輩である映画監督・三村順一と出逢い、三村の映画製作に対するひたむきさと「北九州発で映画を作りたい」という熱い思いに共感し、本作の製作に関わることとなった。

高橋利雄

高橋利雄たかはし・としお

プロデューサー

1948年生まれ、東京都出身。新東宝にて子役デビューし、『荷車の唄』『路傍の石』『風の又三郎』『坊ちゃんシリーズ』など多数出演。1964年、グループサウンズ・デビュー。同じく1964年に芸能マネージャー活動開始、携わった主なタレントは、青山ミチ、青山一也、日吉ミミ、南こうせつ クリエーション、カルメンマキ、松尾ジーナ、栗田ひろみ、純アリス、吹風じゅん、加山麗子、渡辺めぐみなど。1983年、TIS出版にて編集長就任。写真集、月刊誌「OiLa」、書籍を出版。1985年、タカハシプロデュースオフィス設立。
主なプロデュース作品は、写真集「栗田ひとみ写真集」(集英社)、「セブ物語」(竹書房)、「中村晃子写真集」(竹書房)、舞台「プロジェクトA子」(博品館)、「みらーじゅ」(前進座)、「ガール・ガール・ガール」(シアターアップル)、テレビ「深夜してよ」、「世界を釣りたい」、「温泉天国にっぽん」、「どんぶりドンドン」、映画『危険なハネムーン』(78・林功監督)、『女豹 灼熱のスナイパー』(96・松生秀二監督)、『実録・ヒットマン」シリーズ(02─03・岡田主監督)、『誇り高き野望』シリーズ1~6(05)、『MAZE(マゼ)』(05・岡田主監督)、『赦免花』(11・軽部進一監督)、『コンビニ夢物語』(16・松生秀二監督)など。

Location『グッバイエレジー』キーワード

  • 左:重要文化財・門司港駅、右:ロケ地となった三宜楼
    左:重要文化財・門司港駅、右:ロケ地となった三宜楼
  • 映画の街「北九州市」の魅力

    関門海峡に面し、背は山に囲まれた北九州市。1963年に北九州工業地帯の中核をなす門司市、小倉市、戸畑市、八幡市、若松市の5市が新設合併して発足した五大都市以外では初の政令指定都市。福岡県北部に位置し、現在では福岡市に次ぐ九州第二の人口・経済を有する。
    北九州市フィルムコミッションは、1989年にロケ地誘致を始めて、数々の話題作『相棒劇場版』『劇場版 MOZU』『DEATH NOTE ─デスノート─』など現在まで約200作品以上の撮影が行われ、最近では、ジャレッド・レト主演『THE OUTSIDER』の撮影で初のハリウッド映画のロケが敢行され話題となった。
    また、北九州市は、地方移住の魅力をまとめた雑誌「田舎暮らしの本」(宝島社・2016年8月号)で、全国約200の市区町村を対象に調べた「50歳から住みたい地方ランキング」で1位を獲得するなど注目を集めている。物価も安く病院や介護も充実している市街地は住みやすいと人気で、市は官民一体となって移住者を呼び込む「応援団体」制度を強化し、U・Iターンにも力を入れている。

    重厚な石造りのめがね橋
    重厚な石造りのめがね橋
  • 小倉昭和館

    北九州市小倉北区の老舗映画館。北九州の台所と呼ばれている旦過(たんか)市場の付近にある。1939年に芝居小屋として開館し、2016年で創業77周年を迎えた。戦後は芝居小屋から映画館に改装し、1955~1960年頃の映画全盛期に盛況を迎える。時は流れ、映画斜陽の時代、近年のシネコン台頭を経ても尚、2本立て上映など独自の路線で運営を続けている。

    小倉昭和館
    小倉昭和館
  • 門司港・松永文庫

    門司港は明治初期に開港して120年の歴史を持ち、レトロエリアには、大正、昭和のモダンな建物が今でも残り、古き良き時代と現代が融合した街として観光の見所の一つとなっている。
    松永文庫は、1997年に、門司生まれの松永武氏(1935-)が、映画研究のために、戦後の昭和20年以降、およそ60年にわたって収集した1万2千点を超える貴重な映画芸能関連の資料を、自宅を開放して無料公開し誕生。2009年に、これらの資料すべてを北九州市に寄贈し、北九州市の文化施設として、門司市民会館内で無料一般公開されている。

    映画・芸能の貴重な資料を擁する〈松永文庫〉
    映画・芸能の貴重な資料を擁する〈松永文庫〉
  • 火野葦平(ひのあしへい)

    明治39年福岡県遠賀郡若松町(現北九州市若松区)に生まれる。昭和13年、出征中に「糞尿譚」が第6回芥川賞を受賞。軍報道部時代に書いた「麦と兵隊」「土と兵隊」「花と兵隊」の兵隊三部作がベストセラーとなり一躍、国民作家として脚光を浴びる。「花と龍」など北九州を舞台に、昭和の激動を綴った数多くの作品を発表。昭和35年1月に若松の河伯洞2階の書斎で自ら命を絶つ。享年53歳。昭和35年5月、戦中戦後の自らの心の軌跡を描いた「革命前後」及び生前の業績により日本芸術院賞を受賞。

    火野葦平と『花と龍』の資料館となっている旧居〈河泊洞〉
    火野葦平と『花と龍』の資料館となっている旧居〈河泊洞〉
  • 花と龍

    1952年から翌1953年まで読売新聞に連載された火野葦平の長編小説。明治中期から太平洋戦争後の北九州を舞台に、著者の父である玉井金五郎(若松の仲士・玉井組組長)と妻のマンの夫婦をモデルに描いた波乱万丈の物語。連載終了直後の1954年に藤田進主演で『花と龍』2部作として東映が最初の映画化を実施。その後、1962年に石原裕次郎主演(日活)。1965年と1966年に中村錦之助主演で2部作(東映)。1969年と翌年に東映「日本俠客伝」シリーズとして高倉健主演、『日本俠客伝 花と龍』(69)、『日本俠客伝 昇り龍』(70)。1973年には渡哲也主演で『花と龍 青雲篇 愛憎篇 怒濤篇』(松竹)が作られた。また、1963年と1970年にNET(現テレビ朝日)で、1964年に日本テレビで、1992年にTBSでドラマ化されている。

    胱は『花と龍』の資料にあふれる〈河泊洞〉を訪ねる
    胱は『花と龍』の資料にあふれる〈河泊洞〉を訪ねる
  • 赤木圭一郎

    1939年、東京都生まれ。成城大学在学中の1958年、日活第4期ニューフェイスとして日活へ入社。映画デビュー作は石原裕次郎主演の『紅の翼』。1959年、鈴木清順監督の『素っ裸の年令』で初主演。日活のアクション俳優として小林旭、石原裕次郎と共に〝ダイヤモンドライン〟として活躍、「トニー」の愛称で親しまれた。その他に、『拳銃無頼帖』シリーズ(60)や『霧笛が俺を呼んでいる』(60)、『紅の拳銃』(61)など20数本に出演。歌手としても活躍した。1961年2月14日、映画『激流に生きる男』のセット撮影の合間の休憩時間に、調布市の日活撮影所内でゴーカートを運転中に事故死。21歳の若さでこの世を去った。神奈川県鎌倉市に建てられた記念碑には死後50年以上たった今でも訪れる者が多いという。

    ロケ地〈小倉昭和館〉。赤木圭一郎主演『霧笛が俺を呼んでいる』のポスターとともに
    ロケ地〈小倉昭和館〉。赤木圭一郎主演『霧笛が俺を呼んでいる』のポスターとともに

劇場一覧

※上映時間および詳細は、各劇場にお問い合わせください。
※劇場情報は随時更新致します。

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